from for 投稿:2004/12/14 (Tue) 16:53
「どうだ、寒くないか?」 「はい、だいじょぶです。あったかい…ふふ」 「? どうした、何を笑う」 「あ、いえ…今日はお優しいな、と思いまして」 「…そんな日もあるようだな。不覚だ」 「もぉ…じゃあずーっと不覚でいてください。えへへ」 頬を上気させ、吐く息に柔らかく包まれた言葉を紡ぐ彼女の唇。 舞い降りた一片が、そこに溶けてしみてゆく。 「ふん…今日という日はまったくもって不覚な日のようだ」 「え?」 「雪にまでお前の唇を許してしまった」 「あ…」 外套の内側、更に深く彼女を抱きこみながら、彼は仮面をはずす。 二人の姿は覆われてしまい、彼の素顔も、彼女との口づけも、 目にできる者はない。 降りしきる雪、凍てつく世界。 その内に取り込んだものは光も闇も逃れることは叶わないとされる、 暗黒の大外套。 その中に、微かに、しかし確かに、あたたかいものが宿る。 あー、まーた垂れ流しちまっただよー(ノ∀`) 素敵な絵なんだから駄文なんざ蛇足だと思いつつもラブなソウルの こもった絵を見ると言葉が溢れてきてしまう…お許しを。
>深淵様のマントは騎士子さんを覆う為にあるんですよ! マントは英語ではクローク。 「秘密」や「悪」のイメージがありますが、 同時に「保護」を象徴するものでもあるといいます。 大切なものを覆う為にあるというのは正しいかも知れませんね(*'ヮ') |